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日本の歴史上の神々・古事記に出てくる造化三神

⁑日本の神々
⁑日本の神々*古き良きこと
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日本の歴史上に登場する神々
最初に登場した神様3柱がいるのです。

その造化三神と言われる神々について紐解いてまいります。

 

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古事記

山は昔を知っているのかな・・・。

日本の最古の歴史書と言われる古事記の事って何だろう?
以下、各引用です。

こじき【古事記】

現存する日本最古の歴史書。3巻。稗田阿礼(ひえだのあれ)が天武天皇の勅により誦習した帝紀および仙台の旧辞を、太安万侶(おおのやすまろ)が元明天皇の勅により撰録して712年(和銅5)献上。上巻は天地開闢から鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)まで、中間は、神武天皇から応神天皇まで、下巻は仁徳天皇から推古天皇までの記事をまと収め、神話・伝説と多数の歌謡とを含みながら、天皇を中心とする日本の統一の由来を物語る。ふることぶみ。

広辞苑より

  

古事記[コジキ]

日本現存最古の歴史書、文学書。3巻。序(上表文)によれば、天武天皇の命によって⇨稗田阿礼(ひえだのあれ)が「誦(しょう)習」していた『⇨帝紀』『⇨旧辞』を元明天皇の命によって⇨太安万侶(おおのやすまろ)が「撰録」し和銅5(712)年献上したものである。しかし、「誦習」「撰録」の具体的内容については諸家の説が別れ、また序を疑う説、ひいいては『古事記』そのものを偽書とする説もあるが、上代特殊仮名づかいの存在により和銅頃の成立であることは確実。天地の始まりから推古天皇の時代までの皇室を中心とする歴史を記すが、実質的には神話。伝説、歌謡、系譜が中心で、そのため資料としては用い難い面が多いが、逆に文学書としては興味深い存在といえる。

ブリタニカ国際大百科事典より

稗田阿礼・ひえだのあれと言う人物が出てきますが、男か女か分かっていません。きわめて聡明で記憶力に優れていたと記録があります。天武天皇が後世に誤りが伝えられないよう阿礼に誦習させたのが古事記への始まり。

帝紀・古事記と日本書紀の元となった書物がこの帝紀と言われていますが、奈良時代ごろに散逸し原形は伝わっていません。天皇をはじめ、系列、名前、年齢、年数、所在地などが記されていたらしいと言われている。天皇家の系譜的記事。

旧辞・大和朝廷が過去を記録に残す歴史的自覚から作成されたらしいとあります。古事記、日本書紀の資料として吸収されたと推測される。

太安万侶・~723年没奈良/律令官人。稗田阿礼の誦習した物を継いで古事記3巻として献上した。序文は太安万侶の作。更に日本書紀の舎人親王らの編に関わる。

  

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造化三神

無の中、天と地が混沌としているその時、一番最初に現れたのが先日の記事にした

1.「天之御中主神あめのみなかぬしのかみ」と、

2.「高御産巣日神たかみむすびのかみ」3.「神産巣日神かみむすびのかみ」です。

この3柱の神が造化三神と言われる神です。
神は、1柱(ひとはしら)2柱(ふたはしら)と数えます。

古事記には、以上の3柱の神の名前が出てきますが、男女の区別はありません。

共通して言えることは、古事記上でまず登場する突然現れた3柱の神の事を造化三神と言い、高天原で最初に誕生したのはこの3柱の神です。

 

天之御中主神・あめのみなかぬしのかみ

1番目に生まれた神。

その中でも、天之御中主神あめのみなかぬしのかみについては、先日の記事にある通り、無から生まれた神で宇宙生命の創造をつかさどる神です。

中国の道教思想から影響を受けて作られた神で、その正体の解釈としては様々な事が言われているようですが、神の頂点の神と言う位置づけです。

  

      

高御産巣日神・たかみむすびのかみ

2番目に現れた神。
皇室につながるとされる神「ニニギ」の外祖父に当たる神様で、高天原では最高神として存在し、生命力と農業の神様です。

男性的な性格を持ち、女性的な性格の神産巣日神かみむすびのかみと一体で、一番最初の男女という事から縁結びの神とも考えられています。
(ただし、この男女と言う部分は、これは後から出てくる神の存在により新解釈?とも考えられ内容が書籍により違っています。)

古事記には独神・ひとりがみ とあるので、男でもなく女でもなく自分自身で神を産むという事になります。

  

ご利益 所願成就、開運招福、無病息災、厄除け、縁結びなど

主な神社 安達太良神社(福島県本宮市本宮)、東京大神宮(東京都千代田区富士見)、四柱神社(長野県松本市大手)、赤丸浅井神社(富山県高岡市福岡町)、高牟神社(愛知県名古屋市千種区)、天津神社(京都府京都市北区)、多吉神社(京都府亀岡市西別院町)、高天彦神社(奈良県御所市北窪)、出雲大社(島根県出雲市大社町)、菅生神社(岡山県倉敷市祐安)、天津神社(島根県邑智郡美郷町)、高御魂神社(長崎県対馬市厳原町)など

日本の神様の「家系図」 戸部民夫著 青春新書より

  

神産巣日神・かみむすびのかみ

3番目に現れた神。
高御産巣日神たかみむすびのかみ と、ともに一体の神として造化三神とされます。

名前に「むすび」とつく理由は産巣と書くように、生産するという意味があり、女性的な性格の神産巣日神は、生命力をつかさどる母神として大地農業の神として考えられています。

こちらも上記同様、書籍により解釈が異なります。古事記では独神。ひとりがみとして存在します。

   

ご利益 五穀豊穣、開運招福、厄除け、無病息災、縁結びなど

主な神社 八所神社(山形県東置賜軍川西町)、安達太良神社(福島県本宮市本宮)、東京大神宮(東京都千代田区富士見)、四柱神社(長野県松本市大手)、高牟神社(愛知県名古屋市千種区)、天津神社(京都府京都市北区)、多吉神社(京都府亀岡市西別院町)、羽束師坐高御産日神社(京都府京都市伏見区)、出雲大社(島根県出雲市大社町)など

日本の神様の「家系図」 戸部民夫著 青春新書より

    

神のつながり

ここで、神のつながりについて書いておきたいと思います。

書籍によっては、高御産巣日神・たかみむすびのかみと、神産巣日神・かみむすびのかみは、男でもない女でもない独神(ひとりがみ)としての説明がある物も有り、それぞれ解釈の仕方が違います。

なので、どれが正解と言うわけではなく、人のように通常は男女でないと子供が生まれないが、神から生まれる神は、神のどんなものからも生まれる。八百万の神々と言う理由がそこにあるのです。

そして、こちらの造化三神は、すぐに身を隠してしまいました。

この造化三神の後に、高天原ではない場所で神々が誕生します。
その神々たちに活躍してもらうように、造化三神は表から身を隠したという事です。

  

まとめ

造化三神の登場について書いて来ました。

天地開闢の時に突然誕生した造化三神の3柱の神は、単独で語られることはあまりなく、古事記の中で後の世で活躍する神の部分で再び名前が出てくることがあります。

3柱を三角で表すと、頂点にいるのが、天之御中主神あめのみなかぬしのかみになります。
名前で分かる通り、天の真ん中にいる神様です。

左下に(高天原)高御産巣日神・たかみむすびのかみ
右下に(出雲)神産巣日神・かみむすびのかみ
左右で固めて成り立つような位置にいて、しっかりと崩れることなく高天原の最高神となっています。

  

神々の事から始まる日本の歴史。神話もファンタジーで興味がわきますよね。

神々の事をたどって行くと初めは分かり易いですが、どんどん複雑になって行きます。
神の名は、漢字が並ぶ長い名前が多いです。それでも、その名前を見ると、位置づけや意味合いによってつけられていると理解できます。

今回は古事記のさわりでしたが、天と地が分かれていない状態の場所で誕生したとある事柄から書かれているという事だけでも不思議ですよね。

  

また、今後も日本の神について調べて解釈をしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

  

つぶあん

  

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