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日本の歴史上の神々 / 「伊弉諾尊・イザナギノミコト」と「伊弉冉尊・イザナミノミコト」【後編】

⁑日本の神々
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こんにちは。つぶあんです。

さて、今回はイザナギイザナミのその後【後編】です。



前回の記事では、イザナミが火の神を産んで大火傷を負ってしまい、亡くなってしまいました。

神もこの世では死を避けられなかったのです。

では、その後を紐解いてまいりましょう。

  

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イザナギの悲しみは怒りへと変化する。

イザナミが死んでしまった。
あまりに悲しくて、そして悔しくて。

火の神さえ生まれなかったらイザナミは死なななかったのに。

イザナギの悲しみは、最後に生まれた火の神に対する怒りに変わってしまいます。

生まれてこなければ!
とばかりに怒りのあまりに、生まれたばかりの火の神を殺してしまいます。

人間的感情の表れです。
愛する人を失って、何かのせいにせずにはいられないイザナ

火の神の首を切り落してしまいます。

その時に使ったと言われている神剣が、

十拳剣・とつかのつるぎ

そして、十拳剣に飛び散った血からもまた神が生まれました。

名前愛称何処から
生まれた
何の神?
天之尾羽張アメノオハバリ十拳剣の神
石拆神イワサク剣の先端の血
から
生まれた神
根拆神ネサク
石筒之男神イワツツノオ
甕速日神ミカハヤビ剣の根元の血が
岩について
生まれた神
桶速日神ヒハヤビ
建御雷之男神タケミカヅチノオ〃・雷神
剣の神
闇淤加美神クラオカミ剣の柄の血
から
生まれた神
滝の神
水の神
闇御津羽神クラミツハ
【参考文献】まんが古事記・ふわこういちろう著

  

  

 火の神から生まれた神々

切られた火の神の体からは神々が生まれました。
山の神々です。

神の名前愛称何処から
生まれた
何の神?
正鹿山津見神マサカヤマツミ
山の坂の神
淤縢山津見神オドヤマツミ
山の坂の神
奥山津見神オクヤマツミ
山奥の神
闇山津見神クラヤマツミ性器
谷間の神
志芸山津見神シギヤマツミ左手
羽山津見神ハヤマツミ右手
端の山の神
原山津見神ハラヤマツミ左足
山の原の神
戸山津見神トヤマツミ右足
山の入口の神
【参考文献】まんが古事記・ふわこういちろう著

    

こんな風に、あらゆるものから神々が誕生する仕組みのようです。

ここまで来るだけで本当に沢山の神々が生まれましたね!すごい

 

  

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悲しみは癒えないまま

一人になったイザナギ
イザナミを慕って寂しくて会いたくてたまらない気持ちを抑えきれず、どうすればいいかと考え、死後の世界へ行こうと決断します。

    

「仕事よりも何よりも恋愛が一番人を動かすものなのよ。」
って瀬戸内寂聴さんも言ってたっけ。

    

その言葉通り、イザナギは地の底の奥深く、黄泉の国へ。

 

  

黄泉の国にいたイザナミ

黄泉の国には入り口があります。
その入り口に立ってイザナミを何度も呼びました。
イザナミイザナギに気が付きました。

イザナミ!迎えに来た!一緒に帰ろう。」
「愛しいイザナギ、私は黄泉の国の物を食べてしまった。だからもう黄泉の国の者。あなたの所には戻れないのです。」
「そんな・・・・・なんとか、方法はないのか?」
「・・・私もあなたと共にいたい。待っていてください。黄泉の国の神に聞いてみます。その間絶対に中を見ないでください。」
「分かった。」

この約束を信じ、ひたすら待つイザナギですが、何日も待てど暮らせどイザナミは来ない。

 

  

イザナギ約束を破って中を見る

とうとうしびれを切らし、イザナギは魔除けに櫛を一本追って灯りをともし、中を覗いてしまいます。

そこで見たのは、腐って醜くなったイザナミの姿!

あまりの酷い姿に恐れをなしイザナギは、逃げだしてしまいます。

それに気づいたイザナミは、
「約束を破りましたねっ!」と怒り狂う。

イザナミの周りにいる死体から生まれた神々などが必死に逃げ帰ろうとするイザナギを追ってきます。

 

   

逃げろ!

雷神が追いかけてくる!

必死に逃げるイザナギの後から黄泉の国から追いかけてきた黄泉醜女たちが追い付きそうになった時、イザナギは、自分の髪結びを投げたり(ブドウになった)、櫛を投げたりして(タケノコになった)なんとか時間を稼ぎます。
黄泉醜女たちはそれを食べて止まり、その隙に逃げる。

その後から雷神たちが追いかけてきた時、イザナギは黄泉と現実の境まで来たところでそこにあった桃木から桃をもぎ取って投げつけました。

投げつけた桃には厄除けや邪気払いの効果があって、雷神たちは嫌がり逃げ帰りイザナギは助かりました。

遅れてイザナミの姿が見えた時には、
千引きの石
を使ってその出入口を塞ぐのに成功、なんとか食い止められます。

 

   

離婚が成立

そこでイザナミは言います。

「こんなひどい仕打ちをするのなら、あなたの国の人々を毎日千人殺します。」

それに応えイザナギは、

「では、私は毎日千五百人の子供を誕生させよう。」

 このイザナミの言葉によりが生まれました。

そして、ここでイザナギイザナミは決別し、歴史上初めての離婚が成立しました。離婚ってこんなに早くからあったのね。

その後、イザナミ黄泉の国の主宰神となり今に伝えられます。

  

この世へ戻ったイザナギ  

黄泉の国からこの世へと何とか戻ったイザナギ

身体はひどく汚れ、黄泉の国の臭いもするこの穢れた身体を綺麗にしなければ・・・と、禊(みそぎ)のために日向の橘小門、阿波岐原の海で身を清めることに。

  

イザナギの身に着けていた物からも神が生まれる

汚れた身なりを洗い流していると、その場で様々な神が生まれました。

神の名前愛称何の神?
衝立船戸神ツキタツフナド杖・海の道しるべの神
道之長乳歯神ミチノナガチハ帯・岩の神
時置師神トキオカシ袋・時間の神
和豆良比能宇斯能神ワヅライノウシ衣・煩いの主神
道俣神チマタ褌・分かれ道の神
飽咋之宇斯能神アキグイノウシ冠・穢れを食う神
奥疎神オキザカル左腕飾り・沖の神
奥津那芸佐毘古神オキツナギサヒコ〃 沖の渚の神
奥津甲斐弁羅神オキツカイベラ〃 沖と浜辺の間の神
辺疎神ヘザカル右腕飾り・浜辺の神
辺津那芸佐毘古神ヘツナギサヒコ〃 浜辺の渚の神
辺津甲斐弁羅神ヘツカイベラ〃 沖と浜辺の間の神
【参考文献】まんが古事記・ふわこういちろう著


これらは、禊の際にイザナギが身にまとっていたものから生まれた神々です。

またもや沢山の神が誕生!それにしても、どんどんぽんぽん生まれてきますね!

   

黄泉の国の汚れからも神々が生まれているのですよ~っ。

八十禍津日神ヤソマガツヒ禍(わざわい)の神
大禍津日神オオマガツヒ災厄の神
黄泉の国の汚れから生まれた神

もっと身体を綺麗にしないと、良くない神が生まれてしまう!

   

禊によって清らかな身体から生まれた神々

イザナギの行った身を清める方法は、禊(みそぎ)として、海や川の水で穢れを祓う現代にも残っている風習です。
邪気払いには、を使う方法もありますね!

着ていた衣や身に着けていたすべての物、身体、それぞれを十分に洗い、身を清めた時に生まれた神がいます。

上津綿津見神ワタツミ海の水面の神
中津綿津見神海の中ほどの神
底津綿津見神海の底の神
3柱のワタツミ住吉三神は、海の浄化の神

流れが弱かったため、渦を巻いている水辺へ移動するとまたもや神が生まれます。

黄泉の国の神を清める神々の誕生です。

神直毘神カムナオビ凶を吉へ変えてくれる神
伊豆能売神イズノメ清純な女神
マイナスエネルギーをプラスにしてくれる神々

三貴子の誕生

最後に顔を洗いました。

左眼から神が生まれました。
天照大御神あまてらすおおみかみ 太陽神・アマテラスです。

右眼から神が生まれました。
月読命つくよみのみこと 月の神・ツクヨミです。

鼻から神が生まれました。
建速須佐之男命たけはやすさのをのみこと 嵐の神・スサノオです。

この3柱の神々の事を、三貴子と言います。

三貴子とは、今までのどの神よりも優れた神と言う意味合いです。

こうして、日本では有名な神がここで誕生したのです。

  

まとめ

イザナギイザナミの悲しい結末とによって生まれた、離婚と死。

そして今回も多くの神々の誕生を書いて来ました。

日本の歴史神話を読んでいくと、面白さがあり、人間味あふれる神々がいることで親近感もわいてきます。

一大イベントだった国生みと神生みを経て、日本が出来上がり、これから初代天皇の誕生まで話が続いていきます。

誰もが知っている神話もあり、隠された物も有り。

知れば知るほど面白いです。
私は歴史は苦手なんですが(笑)

夢がある部分なので、興味がわいたのでしょうね。

また今後も掘り下げて記事にしたいと思います。

こうして記事にすることで自分の中に入って行く面白さも楽しいです。

最後まで読んで下さってありがとうございました!

  

つぶあん

  

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