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【お盆】あの世とこの世のつながりの風習

*古き良きこと
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お盆の風習・あの世とこの世のつながり

今日のお題は8月のお盆の風習についてです。

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お盆って何だろう?

 

お盆は、ご先祖様をお迎えし供養する夏の行事。

正式には『盂蘭盆会』(うらぼんえ)

仏教で行われてきた行事がだんだんと日本全国で一般化した風習という事は日本人ならなんとなくでも知らない人は少ないですね。

調べたところ、初めて日本でお盆を行ったのは西暦606年推古天皇と伝えられていますが、明確にはわかっていません。

その後の江戸時代ごろには階級の高い層で執り行っていましたが、ロウソクの普及から徐々に庶民の生活に浸透していき定着し、現代に至るまでになりました。

それだけ長い歴史がある風習なんです。

迎え火でご先祖様をお迎えし、お盆の間を一緒に過ごします。

その間、家族と同じようにお食事を用意しそれをお供えとし、盆が明ける日に送り火であの世へ見送る。

細かくは地方や宗派により行事形態は異なります。

亡くなった身近な人の姿は見えないけれど、帰ってきてくれてると思うとなんだか懐かしさを感じることができそう。

8月の13・14・15・16の4日間

お盆の一般的な期間は8月の13・14・15・16の4日間とされています。

こちらも地方や宗派で異なるんですね。

準備

8月に入るとすぐにお盆の準備をしはじめます。

1日 準備

お墓まいりとお墓の掃除、仏壇の掃除などをします。

盆提灯などを用意しご先祖様を迎える準備を整えます。

7日 たなばた

この日のことを七夕・棚幡(たなばた)といいます。

精霊棚を作りご先祖様があの世とこの世を行き来するための物を準備します。

精霊馬 しょうりょううま

きゅうりとなすに割りばしを指して乗り物を作ります。

きゅうり→馬 ご先祖様がこの世へ来るときに足の速い馬に乗ってきていただく。

なす→牛 
ご先祖様があの世へ帰られるときに足の遅い牛に乗ってゆっくり帰っていただく。

トンボに乗ってこの世へやってくるとも言われていて、そういう言い伝えもあることからこの時期のトンボは捕まえてはいけませんよ~!

そういえば、なぜかこの時期トンボ多くありませんか?


精霊流し しょうりょうながし

こちらは中に火をともす船です。

故人の霊を乗せ運ぶための船になります。

今はネットでキットなども販売されているようですね。

自治体など大勢でお盆行事がある地域では精霊流しの行事があるようです。

13日 迎え火

ご先祖様をお迎えする火のことです。

夕刻に迎え火を炊きます。

ご先祖様が迷子にならずに来られるようにの配慮とされています。

14・15日 滞在

この時期はご先祖様が家に滞在されている時期です。

精霊棚には果物やお膳などのお供えをします。

この時期は、盆踊りなど、ご先祖様が滞在する間楽しんでくださるようなイベントが各地で行われる時期ですね!

16日 送り火

午前中までいらっしゃるご先祖様もこの日あの世へ帰られます。

お供えをし、夕方日が沈む前暗くなるころに送り火を炊きます。

ご先祖様が無事帰られましたらその日のうちに後片付けをします。

初盆 はつぼん

初盆とは、人が亡くなって四十九日法要を終えた後、始めて迎えるお盆の事です。

夏のイベント


夏に花火大会が多いのも盆と関連しています。盆踊りも同じくです。

夏のイベントは盆の風習が絡んでいて広まったと言われています。

理由は、亡者に喜んでもらう・楽しんでもらうという意味があるそう。

花火には鎮魂の意味があり、大文字などの盛大な送り火イベントも同様とされます。

盆踊りには念仏踊りという意味があります。元は仏教から来ています。

お盆の概念

風習、内容などは地域によってそれぞれ差はありますが、日本全国に広まっていますね。

故郷を離れて暮らす現代はお盆休みは帰省するのが一般的でした。

去年と今年はコロナ禍で難しくなっていますが、盆と正月には故郷を思うのは変わりませんね。

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お盆のエピソード『 目連尊者と母 』


なぜお盆にお供えをするようになったのか?

『目連尊者の母』というエピソードです。

お釈迦様の弟子に目連尊者(もくれんそんじゃ)という方がいらっしゃいました。

修行を重ね神通力を得られ、その神通力を人々のために活かしておられました。

ある時、目連は亡くなった母の姿を神通力を使って見てみました。

生前は本当に良い母だったからあの世でも幸せに暮らしているだろう・・・と思っていた目連は、まさかの餓鬼道にいる母を見つけます。

母は目連のためだけに良い母であったが、他人には道理を忘れ貪欲だったゆえに助け合いをせずおろかさから餓鬼道に堕ち、そのため逆さにつるされたような飢えに苦しみ渇きに苦しみ痩せてしまっていました。

どうにかしたいと思った目連の神通力で届けた食物は母の目の前で燃え火傷まで負わせてしまいます。

親孝行だった目連はそんな母を救いたい思いでお釈迦様に相談したところ、

「あなたの母はあなたにとって良い母だったかもしれない。
しかし現実は我が子可愛さで貪欲だったために餓鬼の世界に堕ち報いを受けている。
罪深い母だけを救いたくてもあなた一人の力ではどうにもならない。

しかし、母ができなかったことを代わりにすることはできる。
7月15日夏の修行を終えて戻って来る僧侶たちに布施をしなさい。
お供えをし供養をしなさい。

餓鬼道に堕ちた者たちすべてのために施しをすればその功績で餓鬼道で苦しむ者たちとともにあなたの母も救われるであろう。」
と教えられました。

僧侶への布施は功徳となります。
目連が多くの人たちに食べ物を用意し食べていただこうとお供えし供養をしました。
お釈迦様の教えの通りにすると母のもとに食べ物が届き救われ天上界へ導かれたのです。

「のちの世の人々も同じような志を持ち行事ごとをすれば、例え地獄のような苦しみからであっても救われるのでしょうか?」
目連の問いにお釈迦様は嬉しそうにされていたという。

うれしくなった目連はお供えをした施餓鬼壇の周りを踊り回りました。
のちにそれが
盆踊りの始まりとなったと言われています。

子を想う母の心が生んだ目連尊者の母を想う心が今に生きているのですね。

そう思うと、感謝の気持ちが自然とわいてきます。

良き行いをして子に教え、健全な心を育てていきたいですね。

まとめ

ご先祖様があの世からこの世へ戻ってこられる時期。
故人に心を傾け思うという日本全国にある風習でした。
期間は8月13・14・15・16日の4日間とされ、地域によって異なります。

時代の移り変わりはあれど、お盆の風習は受け継がれていきます。

運気アップポイント

感謝する気持ちの再確認ができたなら運気アップ

ご先祖様からのご加護があると運気も上昇しますね!

私たちが今存在するのもすべてはご先祖様のおかげ。

おかげさまで・・・の「おかげ」はご先祖様の事なんです。

感謝の気持ちを忘れずに。

↓さらに理解が深まったこと

お盆とは、親孝行がもととなった風習だったんですね!

親子の愛・家族の愛。大切にしたい思いを胸に・・・お盆についてより知っていただけたなら嬉しいです。

つぶあん

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