和風月名は3月「弥生・やよい」です。
いよいよ春を感じる月です!
今回は、3月「弥生」にまつわるあれこれを紐解いてまいります。
弥生
陰暦・太陽暦 3月の異名です。季節は春。
英語では、March
一年で3番目の月ですね。
草木がどんどん新しい芽を出す頃、人や動物や虫たちも動きやすく感じる頃です。
弥生の弥と言う文字には「いよいよ・ますます」と言った意味があり、生には「生まれる」と言う意味も含め、3月の和風月名は草木が弥生の月という意味からついたと言われています。
3月の異名
弥生・やよい
桜月
花見月
季春
晩春
などがありますが、他の月に比べると少ないように感じます。
桜が開花することもあり、花にちなんだ異名もありますね。
3月の行事ごと
女の子の成長の行事・ひな祭りがあります。
女の子のいる家ではひな人形を飾ってお祝いをすることもありますね!
ホワイトデーもここにいます!(笑)
バレンタインにチョコをもらったお返しをする日とされています。
そして彼岸があるのも3月。
暑さ寒さも彼岸までと言われる季節の変わり目を感じとれる目安になります。
日本では3月が年度末ですね。
年度の変わり目として様々な行事がありますが、卒業式や人事異動での送別会など、旅立ちを連想する月とも言えますね。
年末年始とはまた違う、切り替えの月でもあります。
学生の皆さんや、お子さんが学校へ行っている、又お仕事をされている方も。
ひな祭り
3月3日・女の子のお節句です。
成長のお祝いにひな人形を飾る風習です。
この雛人形は、3日が過ぎたら即片付けると良いとされています。終わったらきちんとしまえないとお嫁に行けなくなるなどとも言われていますよ!
ホワイトデー
2月14日のバレンタインのお返しのために作られた日・3月14日のホワイトデー。
チョコレートのお返しにマシュマロやクッキーを贈る。
ホワイトと言うだけあって、ホワイトチョコなども贈り物に選ばれます。
チョコのお礼と言っても、お菓子とは限らずですね。
今ではそれを理由にしたいだけなんてこともあって、ちょっとしたプレゼントを用意したり。
このホワイトデーは、日本の企業が考えた日本生まれのイベントですが、その影響もあってアジア圏の近い国々でも似たようなイベントがあるようです。
素敵な習慣化として受け入れられていったのでしょうね。
彼岸
春のお彼岸は、中旬過ぎの春分の日を中日に挟んで前後の3日、計7日間の事です。
日本の季節の暦「雑節」の言葉です。
この時期は、一日の昼と夜の時間がちょうど半々くらいの時間となります。
そして、太陽が沈むのが真西。
あの世とこの世の距離が一番近くなるとされている仏教の教え。
お墓や仏壇を綺麗にしてご先祖様に想いを寄せる時期です。
↑上の記事は参考までに。秋の彼岸の事を書いていますが、一年に2回ある彼岸は両日とも同じ意味を持ちます。
桜の開花
彼岸を過ぎてしばらくすると、桜の開花宣言のお知らせが発表されるようになりますね。
日本の西の方からだんだんと東に向かって桜前線が列島上に描かれて行きます。
日本各地の桜の開花、毎年楽しみですね。
ようやく本格的な春だなぁと実感できる頃です。
この時期は卒業式シーズンですね。
七十二候では、雷が鳴りだすとされていますよ。
まとめ
3月・弥生について書いてきました。
肌寒さが和らいで、コートも春物に変わる頃。
風が強くてまだちょっと寒さが残るかな・・・と言う季節。
木々の新芽やつぼみの膨らみも沢山見つけられる自然を感じる時ですね。
年度末なので、別れや旅立ちなどの切り替えも必要な事もあるかもしれません。
慌ただしく日々が過ぎる、そんな感覚も。
日本人の生活は、子供のころから3月は切り替えるタイミングの多い月のような感じでしたね。
季節は春から始まって行くとされる昔は、暦でも3月から始まる時代もあったそうです。
大昔の暦、季節感のずれから幾度となく改正もありながら今の暦グレゴリオ歴ができました。
3月は始まりの月だったのが、今では年度末などの別れや旅立ちの月に変わったのですね。
何かをやめて何かを始めたくなる月・弥生。そんな印象。
あの世とこの世が近くなる彼岸もあるので、なんとも神秘的な月ですね!
つぶあん
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