日本の神様
神がいるかいないか、信じるか信じないか。
と、いう事は人それぞれです。
しかし、日本の歴史書として最古の文献の「古事記」にも、その後の「日本書紀」にも、最初に描かれている時代には神々が登場します。
日本の歴史書が神々から始まっているなんて不思議ですね。
そこには神から始まる壮大な物語が描かれていて神話とも実話とも。
これも受け止め方は人それぞれですね。
でも、その内容を知っている日本人は少なくなっているそうですね。
今回の記事は、神の事についてほんのちょっとだけ解説します。
なんせ八百万ですから!
※日本では古事記と日本書紀の事を、まとめて記紀神話などと呼んでいます。
八百万の神々
日本の神は八百万(やおよろず)いると言います。
以前の記事にもチラッと書きましたが、八百万と言うのは、数えきれないほど無数にと言う意味。
何にそんなに神がいるのでしょうか。
答は何処にでも何にでも、万物に全て神が宿っていてどんどん神が生まれています。
更に物だけではなく目に見えない空間にも神がいます。
沢山の神々が見守っているのですね。
と、言うのが日本の神と言う考え方の元になっています。
神の種類
神の様々な存在のあり方。
1.日本の元となって存在する記紀神話に登場する神々
2.各地域ごとで祀られている神々
3.季節の移り変わりや自然現象などに存在する神々
4.生活から生まれる神々
この神々の登場が八百万と言われる所以にあたります。
そんな日本の神様。商売繁盛・五穀豊穣の恵比須様は、一番最初に生まれたのですが神として数えられていなかった・・・という話もあります。
ありとあらゆるところに神
神仏、空や海や山に川、住んでいる場所にも、毎日使うトイレにも。
どんな神が宿っているのでしょう?
そう思うと、場所はきれいに、物は大切に、思いは素直に、そんな気持ちが芽生えます。
良いことも良くないことも、小さな事さえも積み重ねで大きくなりますね。
それなら良いことの積み重ねが徳を積むことになります。
日々の生活で今日を大切に生きることを神が見守ってくれているのかもしれません。
そんな奇跡や不思議な事が起きている事に気付くこともあるかもしれませんね。
神は柱と数えます。
その八百万の神様の事を1柱、2柱というように柱と言う数え方をします。
柱(はしら)と呼ぶので、1柱は、「ひとはしら」です。
他にも数え方があるそうですが、「柱」で覚えておけば大丈夫。何に大丈夫?って感じですが(笑)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
有名な神なので、名前知ってる方が多いのでは?
天照大御神は女性で、古事記では伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘で、禊(みそぎ)の際に左目から生まれています。
日本書紀では伊弉諾尊と伊弉冉尊(いざなみのみこと)との間の第一子とあります。
もともと神々が生まれた高天原(たかまのはら)で主神として存在している神様。
八百万の神々の頂点にいるのがこの神で、太陽神で人々を照らし続けていてくれています。
この太陽神の天照大御神も、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)が好き勝手して大暴れしたことにしばらく様子を見ていましたがあまりの乱暴にとうとう怒りました。
その時、天岩戸に閉じこもってしまい、世界は闇に包まれてしまったという話があります。
この時、世の中は混乱に陥りました。
万能な神様で、あらゆる願いに精通していると言われています。
伊勢皇大神宮(内宮)を代表に、各地の神名社にも祀られており、日本の皇室の祖先神です。
高天原(たかまのはら)
天照大御神がいる場所は高天原と言って天上界の事を指します。
この神々と人のいる世界・あの世とこの世は、
「天つ国」
天照大御神をはじめ神々が住んでいます。
天上界・高天原はここです。
「芦原の中つ国」
天と地の中央にある国
「根の国」
海の遥か彼方の遠く国・黄泉の国、地よりも深い底の国
あらゆる罪と穢れの集まる場所。
と分けられると古事記にあります。
日本のしきたり
日本には様々なしきたりが古くから続いていますが、このしきたりの在り方について考えたことはあるでしょうか?
仏教・神道などをヒントにしたしきたりなどもありますね。
様々な古き良きこと。
これはあの世とこの世のつながりや、神への感謝、目には見えない不思議な事へつながることです。
調べれば調べるほど開運への近道だという事もどんどん分かってきました。
どんなことでも押し付けたりせず感謝の気持ちから物事を考えられるようになるといいですね!
例え気持ちとしては無宗派な人でも、初詣には行く人もいます。
日々の暮らしの中に自然と生活の中にある年中行事も各家庭でする人は多いです。
それが日本で暮らすうちに自然に根付いて身に着いて来た日本の良さですね。
まとめ
今回は八百万の神々についてさわりだけですが書いてきました。
日本人の中に存在する感謝の気持ちも、日々の生活の中に溶け込んでいるしきたりも。
元々は、神の存在、この世とあの世の存在ありきでの行いでした。
それを私たちは当たり前に生活に密着させて生きています。
日本を生み出した神々がいて、私たちが存在している。
日本の歴史を知ることは神を知ることにもつながるんですね。
古事記や日本書紀の、記紀神話には神々の名前が沢山出て来て「誰が誰なのか?」と迷子になりそうなほど。
迷子どころか迷宮かもしれませんね。
興味を持たれた方は、是非読んでみて下さいね!
つぶあん
コメント