こんにちは!つぶあんです。
突然ですが、ベイシティローラーズご存知でしょうか?
最近、急にぶわっと脳内に降りてきたんです。(本当になんの前触れもなく思い出した?と言うか、向こうからやってきた様な感覚‥ああ、表現力が乏しくてごめんなさい)
私の中の「ベイシティローラーズ(ほぼレスリー)」を懐かしんでみようと思います。
一気にレスリーファンになった中学の頃
それは私が中学くらいの頃。
仲良くなった友達の家に遊びに行った時の部屋にあった特大ポスターにでかっ!と驚き数枚のレコードを聴かせてもらったのが始まりでした。
その友達が熱狂していたのは、ベイシティローラーズのメンバーで、主に作詞作曲コンビのエリックとウッディ。
ミュージック雑誌の彼らの写真を見せてくれながら熱い思いを語ってくれました。
「Music Life」とか、「Rock Show」とかを部屋中に並べている友達を見てこいつすげーと思ったものです。
今で言うオタク感あった気がする 笑
レコードを聴いていると、中学生でも分かりやすいイギリスの綺麗な発音のEnglishのフレーズ「こういう雰囲気好き!」と思った私は大切なLPレコードを貸してもらい、これまた近所の人に借りたデッキでカセットに録音をして聴くようになりました。
そこからは学校へ行くと休み時間はもちろんベイシティローラーズの話で盛り上がる私たち。
私は声から惹かれて断然レスリー推しでした。
その頃同じ曲を別のボーカルバージョンもあったのですが、我が推しの何といってもかすれたような甘い声に引き込まれました♪
加えて王子の様な美形チャーミングで歯をチラ見せのハニカミフェイスが甘々なボーカルのバントとあって、レスリー信者は多かった!
きっと幼かった頃はマークレスター(知ってる?)ばりのくるくる巻き毛の可愛い男の子だったと思わせるレスリー。
ベイシティローラーズに出会うまでの私は、ドリフの「8時だよ全員集合!」世代。
イギリスのロックバンドを好きになるなんて急に大人の階段上がった感じ(笑)してました。
初めてのコンサートは気合十分
しばらくしてベイシティローラーズが日本にコンサートツアーに来る!と言うので、友達に誘われて初めてコンサートとやらへ行くことに。
いつの間にどうやってチケットをとったのか?まるで覚えていませんが、コンサートデビューが外国から来たロックバンドという事に心躍っていましたね。
その頃、ベイシティローラーズと言えば「タータンタイフーン」と言われるほどの、タータンチェックの衣装がトレードマーク。
その頃の私は授業後はコマネチになりたくて体操部で頑張って柔軟運動に明け暮れていたので、お小遣いは甘い物に消えていましたし、まさかそんな服着ることにはなるなんて思いもせず‥。
でも、やっぱりコンサートと言ったら雰囲気だけでも一緒にしたい想いで生地屋に買いに行きフレアスカートを自作したのを覚えています。
コンサートだけのために8枚はぎのフレアースカートでタータンチェックの所は1枚か2枚だけだったような・・・。
その分、BCRのありったけの缶バッジを、これまたスカートとおそろいで作った自作のサスペンダーに並べてつけて行ってBCRオタクの友達に「すごくいい!」とベタ褒めしてもらえたので頑張った甲斐がありました。
友達はエリックカラーの赤いタータンチェックの帽子をかぶって首にチーフをまいてたかな?
2人ともとても気合が入っていたのは覚えているけれど、その頃はそこまでタータンチェックでは溢れていなかった(笑)
レスリー最後のコンサート
私にとっては初めてのコンサートでしたが、レスリーにとっては失神者が出るほどのBCR人気絶頂期の最後のコンサートツアーだったこと。
実に切実な現実をコンサート会場で知ると言う切なさ。
レスリーの脱退の噂が出ていて会場の所々にレスリーに伝えよう「Don’t leave Leslie!」と書いた看板やチラシが設けてありました。
ファンの子達が用意したんでしょうね。
「えー。レスリーBCRを脱退しちゃうの?」と切ない気持ちでその場にいた私は、心なしか歌っているレスリーが悲しそうな感じがしてなりませんでした。
それでも友達と一緒に最後にいくつかのグッズを買ってその日は楽しんできました。
その時のレスリーのプライベートは後から知ることになります。
その後、レスリーは脱退してしまい、居なくなった後のBCRを追いかけることも減っていきました。
つまり私はBCRの曲を歌うレスリーが好きだったと振り返ります。
そのままで終わらなかったのはその頃から洋楽大好きになったこと。BCR以降もrockにはまりいろんなジャンルの洋楽を聞くようになったことは友達とBCRのおかげです。
レスリーのその後
後日談になりますが、レスリーがソロで頑張っていた頃から徐々に雑誌をみる機会が減り、学生はプライベートも忙しく友達とも高校から離れ離れで情報源も減っていきネットも普及してなかった時代で段々と遠のいていました。
もっと先ですが社会人になってからはレコードからCDに変化し、カセットからMDへの録音なども経験しながら時代は進んでいくんですよね。
後から知ったのですがBCRが再結成しては日本へコンサートへ来てくれるようになっていたようですが、私は引越しをしてそのまま情報源の友達と話す機会が途絶えました。
私の中でのレスリーは最後のコンサートにきてくれた時で止まったままだったのです。
その頃はすでにレスリーは日本人の奥様とイギリスで出会い愛を育んでいたようです。
奥様の書いた本にレスリーが27歳に結婚したとあったので、脱退してから5年ほど経っていた頃でしょうか。
「愛しのレスリー」を読みました
急に脳に降って来たのでいろいろ調べていると、奥様の月岡啓子さん(ペコさん)がレスリーについて書いた本があることを知り購入。
私は脱退後の数年以降から晩年のレスリーを知らずにいたので、私が行ったコンサートにどんな思いで臨んでいたのか?レスリーの生活の背景に何があったのか?
YouTubeのインタビューも探し出していくつか観ているうちに脱退してから亡くなるまでの未知な部分が一気に鮮明になった感があります。
と言うのは、本が出た時はレスリーはすでにこの世の人ではなくなっていました。
2021年の4月に65歳で亡くなっていたからです。
知らなかった‥もうすでに3年も前のことでした。
冒頭はレスリーの亡くなった日から始まり、一気に読んでしまいましたが、読み終えるとレスリーの生きてきたほんの小さな瞬間を感じられたような、レスリーの純粋さが窺える良い本でした。
それと同時にレスリーがペコさんと出会えて本当に良かったと思えるぺこさんのお人柄。
ペコさんが書いたレスリーはすんなり私の中に落ちてきて、青春のキラキラした思い出と共に蘇りました。書いて下さりありがとうと感謝したい。
知り得なかったレスリーの苦悩
ペコさんの本の中ではさらっと書いておられましたが、他に目にしたインタビューなどを見ていると、私の目にはとても華やかに映っていたレスリーですが、生い立ちや下積み時代から人気絶頂の中での辛い環境は今になって知りました。
BCR時代に日本でビートルズの再来と言われ爆発的な人気があった頃でさえ賃金をちゃんともらっていなくてお金が無かった事や、マネージャーにコントロールされていた事、17歳のときに男性からレイプされてバイセクシャルになってしまった事、交通死亡事故を起こした事、アルコール依存症、ドラッグ、多数の不倫問題。
レスリーの純粋さ故に周りからの誘惑や他人の利益のために利用されてしまったのかも。
もっともっと汚いことかもしれないけれど。
平穏に暮らしたいのにスターの宿命かな、放っておいてもらえない悪事が起きてしまう。
今となっては振り返り語る事でも、家族間での誤解を生みそれが長年消えなかった事を悔やんで自分を嫌いになりドラッグやお酒に飲み込まれた時代。
それを何とか止めようとしながら周りの人達までは止められず、何度も何度も苦しい思いをしながら共に生活し連れ添ってきたペコさん。
息子のjubei(じゅうべい)さんもレスリーに似た綺麗な顔立ちですっかり大人になりましたね。レスリーが日本に居た頃大好きだった柳生十兵衛からお名前付けたそうですよ!
インタビューで話す事で家族のキズナが深まっているのが分かりました。
英語分からないから断言できないけど、字幕がなくても雰囲気で感じるほど。
あの頃のレスリーを胸に
辛い話ばかりが見え隠れする中、やっぱりBCRはレスリーの声が好きな私は何十年ぶりにAmazonprimemusicでレスリーの声を聴きまくっております(笑)
レスリーマッコーエン本当にチャーミングで素敵な人。生まれてきてくれて私の青春を照らしてくれてありがとう。
歌う時にゆらゆら揺れながら歌う特徴があると思うのは私だけしょうか?可愛い。
歳を重ねた貫禄あるレスリーもそれは変わっておりませんでしたよ。
普段から写真を撮られてばかりでプライベートくらい撮らないで!のレスリーの希望に家族の写真があまりないんですって。
若い頃と60を越したライブの画像や動画は沢山出てくるけれど、その中間の内容の物はあまり見つかりませんね。
それでもスマホが無かった時代の昔の動画を残して下さったファンの方に感謝しかない!
70年代中間のBCR中学デビューから洋楽にはまり今でも話せないくせに洋楽ばかり聴いている私。
もしかしたら歌詞の内容がヤバイかもしれないのに気づかずにいるかもしれないけれど(笑)
還暦になってもガジェット品も新しい物が好きで、仕事で動画も作ったりしておりますが、懐かしい思い出が蘇る私のベイシティローラーズへの思いを馳せることにしましょう。
70年代、80年代の洋楽は本当にオススメ♪
皆さんの青春はなんでしたか?
つぶあん
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