こんにちは。つぶあんです。
今回は、日本の歴史上の神様・天照大御神について紐解いて行きます。
日本でも超有名な神様として名高い女性の神様の中、高天原の頂点に位置する神様です。
天照大御神・アマテラスオオミカミ
前回、イザナギが黄泉の国へと旅立った妻であるイザナミに会いに行き、完全に別れることとなった悲しい出来事から始まります。
黄泉の国は地の下のず〜っと下にある光さえもない闇の場所。
苦しみや悲しみ怒りや恨み辛み、きっとそんな思いがうごめく場所なのでしょう。
怨念や悪い気が取り込まれないように身を清めるためにイザナギが潮の流れのある場所で身体や顔を完全に洗い流します。
顔を洗った際に生まれた3柱の神様の内、左眼から生まれたのがアマテラスオオミカミでした。
イザナギの命を受け太陽の神として誕生したアマテラスオオミカミは、日本の神の頂点に位置するようになります。
存在する場所は高天原。その高天原で太陽神として今も日本全国の神社に祀られています。
あまてらす-おおみかみ【天照大神・天照大御神】・・オホ・・
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の女(むすめ)。高天原(たかまのはら)の主神。皇室の祖神。大日孁貴(おおひるめのむち)とも号す。火の神と仰がれ、伊勢の皇大神宮(内宮)に祀り、皇室崇敬の中心とされた。
広辞苑より
天照大御神にまつわるお話
天照大御神と同時に生まれた神に須佐之男命(すさのうのみこと)がいます。
須佐之男命は乱暴で面倒くさがりやで自己中な性格だったこともあり、様々な問題を起こしていました。
問題を起こし過ぎた須佐之男命は、ある時天照大御神の元へやってきました。
変わることもなくわがまま放題でその間も酷い行いを繰り返す須佐之男命。
神々からの訴えに須佐之男命を信じたい天照大御神は大目に見て欲しいと頼みました。
そして須佐之男命の事をしばらく静観していたアマテラスですが、変わらない須佐之男命を苦にしてとうとう隠れてしまったことがあります。
天照大御神は天岩屋戸の中にこもったまま出て来なくなりました。
そして世界が闇に包まれしまい、災いが起こるように。
太陽神である天照大御神を天岩屋戸から出てきてもらうため残された神々で協議し岩屋とから天照大御神を招きだすことに成功した物語が語り継がれています。
天照大御神は、自分がいないのに祭りをしてワイワイと賑やかな音を聞いて不思議に思い顔をのぞかせたところを神々の協力で連れ出すことに成功し、元の太陽神として光を世界にもたらすようになったと言われています。
天照大御神ついての物語はいろいろありますが、皇孫・ニニギノミコトへ三種の神器を授け中つ国を治めるように命を出したことでも知られていますね。
日本の皇室の祖神として語り継がれている天照大御神ですが、古事記の中にも何度か登場。
いくつかのエピソードがありますよ。
ご利益
天照大御神のご利益について以下引用です。
ご利益
国家隆昌、家内安全、心願成就、商売繁盛、厄災除去、健康長寿など
主な神社
伊勢神宮内宮〈皇大神宮〉(三重県伊勢市氏館町)/上川神社(北海道旭川市神楽岡公園)/開成山大神宮(福島県郡山市開成山)/金鑽神社(埼玉県児玉郡神川町)/芝大神宮(東京都港区芝大門)/東京大神宮(東京都千代田区富士見)/伊勢山皇大神宮(神奈川県横浜市西区)/熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区)/仁科信明宮(長野県大町市社宮本)/日御碕神社(島根県出雲市大社町)/伊勢神社(佐賀県佐賀市伊勢町)/その他全国の皇太神社、神明社など「お伊勢様」を分祀する神社
日本の神様の「家系図」戸部民夫著 青春出版社より
このように全国の神社で祀られていることの多い天照大御神。
神の主神ならではの位置づけなのでその存在の大きさがうかがえますね。
存在そのものに感謝したい神
日本の神々の中でも氏神の頂点に位置する天照大御神。
天照大御神がいないと世界が混乱に落ち散ってしまうというほどの神様です。
人って、当たり前の存在には感謝することさえ気が付かず、あえて思いを傾ける事って少ないかもしれません。
それでも、人は苦しい時神頼みをしますよね。
そんな時でも天照大御神は耳を傾けてくれる神様です。
いて当たり前だけど、それは存在していることですでに感謝すべき存在と同じ意味を持つと言う事。
日々の当たり前に感謝できる心を持ちたいものです。
まとめ
今回は、日本の神々の天照大御神について紐解いてきました。
改めてこうして調べて行くと、神々の中で育つ感情や人間性などが浮き彫りになります。
神も勉強し学んで行っているのですね。
人は何故神を信じて感謝をするのでしょう。
もちろん信じない人もいますが、困った時の神頼みのように苦しい時や悲しい時など困難に立ち向かう時に直感が働くことがあったなら、それは神がヒントをくれているのかもしれません。
自分の好きな解釈でいいと思います。
人の心は自由ですからね♪
つぶあん
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