20歳になったら成人。少年少女ではなく大人の仲間入りですね。
その大人のラインの成人と言われる祝日「成人の日」について紐解いてまいります。
※2022年4月1日より、成人年齢が18歳に引き下げられることが決まりました。
今後はどうなるのか地域によって様々なようです。
以下
この記事は、2022年1月現在の成人の日について書いてあります。
成人の日
日本の国民の祝日
成年(満20歳)に達した男女を祝い励ます日。(※2022年現在)
1月の国民行事のひとつです。
お正月と並び、新しく迎えるという意味も含めておめでたい大きなイベントですね。
新成人を迎える新しい大人の仲間。
先を行く年齢の大人の皆さま。
大人として気を引き締めて今一度成人について考えてみたい。
歴史
国民の祝日の1つ。1月15日であったが、2000年から1月の第2月曜日に変更された。
ブリタニカ国際大百科事典より
おとなになったことを自覚し、みずから生抜こうとする成年を祝い励ます趣旨で、1984年に設けられた。
引用にもある通り、施行されたのは1948年。祝日法により制定。
それから1999年以前は1月15日でしたが、2000年からのハッピーマンデー制度により1月第2月曜日に変更になりました。
地域で成人式を開催するなどをして祝う事が多く、1月に積雪の多い地域ではお盆などの帰省のシーズンに開催するなどをして工夫されている。
世界各地での成人式も様々で、日本が20歳以上としているのに対し、年齢が18歳で成人となる国など各国で異なります。
成人
成人とは?
幼い者が成長すること。また、その人。
成年に達すること。また、その人。おとな。
現在日本では男女とも満20歳以上をいう。
20歳の事をはたちと言いますね。
「はた」が20の事で、「ち」が歳を表す言葉です。
現代では、「はたち」と言う言葉は、20歳の事を表すと解釈されていますが、昔は年齢に限らず20に使っていました。
成人の付く言葉
成人式 1月第二月曜日・国民の祝日
成人映画 映倫により定められた18歳未満の青少年の鑑賞規定など年齢制限のある映画・R指定
成人学校 成人を対象に受講者の選択受講を可能にした学校
成人教育 成人を対象とする教育・学校教育に対しての大人の教育
成人病 生活習慣病 若い頃からの生活習慣により壮年期以降に発する病気の総称
成人向け 成人を対象とすること 映画やゲームなど、青少年の購入に規制があるもの
成年
成年と出てきますが、昔から成年を祝う式と言うのが存在していました。
成長の通過儀式のひとつとされ、歴史の中では記録に残っています。
元々は貴族や武人の間から始まり、年齢ももっとさかのぼって若い時期に執り行われていました。
11歳や12~16歳頃にも儀式が行われた時代もあり、女子が振袖を着るようになったのは江戸時代になってから。
この儀式が変化を遂げて現代の20歳の成年を祝う成人式に繋がっています。
昔の成年式
現代では振袖や羽織袴や、大人になって初めてのスーツを着て会場に集まり地域での祝いの行事として盛んになりましたが、昔の年代や、宗教や国などの所によっては厳格な儀式がありました。
「親元から一定期間離れ、先祖や年長者への尊敬を持つようにし、神話伝説の伝授、精神と肉体を鍛える趣旨で、儀式後に大人として認められ結婚もできるようになるとされていた時期があった」と記録にあります。
この成年式とは試練や死と再生を意味します。
それだけ成人として扱われるようになるためにはただの通過点ではなかったのですね。
結婚するためにも必要な儀式でしたから、引用にもあるように、自ら生抜こうとする成年が大人として認めてもらえたという事になります。
成人したら
20歳になったらできる事や責任が生まれます。法律上の権利や義務が付くようになります。
社会の一員としておとなの仲間入りです。
それまでは親や家族や何かしら大人の後ろ盾があって生活してきました。一人前という階段を上ったという事になります。
少年法では、守られていた「少年A」から満20歳以上になると実名になります。
選挙権は18歳からになりましたが、以前は20歳からでしたね。そして、お酒とたばこも20歳から。
人により感覚が違う現代。
20歳になったらできる事が増える。それに加えて責任も生まれる。それをどうとらえて生きて行くか。
まとめ
昔からの成人の解釈は、「自分の力で生き抜くことができる事。」でした。
先祖や年長者を尊敬し敬い感謝の念を抱いて生きているでしょうか。
時代とともに変わってきた今の時代では、少なくなってきている思想かもしれません。
人を思いやり、未来に夢を抱き、夢に向かっての過程の努力を楽しみ生きてゆける。
そんな成人への一歩を踏み出して欲しい。
新しい年の成人の皆様へ
夢を追い素敵な未来を見つけて下さい。
今を変える力を持っているあなたたちへ
つぶあん
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