11月3日は文化の日ですね。
文化の日って何?
時代背景がちょっとだけわかるそんな文化の日。
そしてもう一つ11月には国民の祝日があります。
11月23日は勤労感謝の日です。
勤労感謝の日はいつから?
今回の記事はそれぞれの祝日について紐解いていきます。
文化の日
日本の国民の休日 11月3日
自由と平和を愛し、文化を進める日
これからを生きる子供たちのために世界が同じ気持ちを持って未来を見つめることができたのなら・・・。
制定
1948年 昭和23年 制定
かつては、明治説の日として、明治天皇の誕生日(旧暦9月22日)を祝う日でした。
新憲法が公布された(日本国憲法)1946年11月3日 世界で初めて戦争放棄を憲法として宣言した日を記念して決定されました。
文化勲章の授与・文化功労者の表彰が行われます。
新憲法が公布されたのは1946年ですが、「国民の祝日に関する法律」が制定されたのが1948年で、この時に新たに文化の日として祝日と制定されました。
明治説
明治天皇の誕生日
1927年制定で48年の文化の日の制定とともに廃止となりました。
明治天皇
嘉永5年 (1852) 京都 ~ 明治45年 (1912) 東京
明治天皇(第122代天皇)在位・1867年~1912年
睦仁 (むつひと) 幼少時は祐宮 (さちのみや) 孝明天皇の第2皇子。
15歳で即位され45年間で天皇制国家の基盤を築き基礎を固めたとあります。
新憲法
大日本帝国憲法・旧憲法に対して、日本国憲法を新憲法と言います。
大日本国憲法
1989年2月11日発布され、施行されたのは1890年11月29日。
旧憲法・帝国憲法・明治憲法などと言います。
ドイツ・プロシアの立憲君主制を模範としたもの。
国家体制が確立・アジアにおける唯一の立憲国家となった日本の憲法。
天皇政治が基本とされる憲法でした。
戦前の日本の憲法で、日本国憲法の施行とともに効力は消滅しています。
調べていくと、この時の憲法は、国民にとっては制限のあった物だったとされていますが、この時代があったからこそ今の平和が築かれた流れとあり、激動の時代だったことがうかがわれます。
日本国憲法
1946年公布され、1947年5月3日より施行。
大日本帝国憲法を全面的に改正した、第二次世界大戦後の「前文11章103条からなる現在の日本の憲法」
国民主権・平和主義・基本的人権の尊重が基本原則。
国家形態が、象徴天皇制に。
天皇政治だった明治から変わって、日本の象徴と変わりました。
私は昔を知らないので感覚が分かりません。
ただ言えることは、古事記や日本書紀に触れ、古代の神から受け継がれてきたと言う文献が存在することを知り、天皇の継続されてきた道は険しく特別で、到底わかり知れぬことだと感じています。
勤労感謝の日
勤労感謝の日 11月23日
勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日
制定
1948年に制定された国民の祝日の一つです。
こちらの祝日は、もともとは宮中で行われる「新嘗祭・にいなめさい」にあたるそうです。
新嘗祭
宮中行事の一つで、天皇自ら新穀を神々に供え、自らも食し収穫を感謝する祭事。
伊勢神宮や出雲大社で行っている新嘗祭がありますね。
元々は、旧暦の11月 第2の卯の日に執り行っていた祭事が1873年改暦の明治より11月23日に。
この時期には新米が収穫されており、その新米をお供えされるんですね。
古代から続いている行事で、現在も宮中で重要な祭りごととして厳かに執り行われています。
まとめ
11月の国民の休日
文化の日の背景は、日本国憲法にありました。
自由と平和を愛し、文化を進める日
今日の日本があるのは様々な激動の時代を経て現在に至るという事をほんのちょっとでも知って改めて11月3日の文化の日を迎えると、また違うと思います。
昔の今日は何があってこの日になったんだろう・・・。
そんな歴史を感じる古き良き日本の国民の祝日は制定されてきました。
日本国憲法の前章に天皇について記してあります。
天皇家の成り立ちは知らなくても天皇の存在が日本人にとって何なのかを知るきっかけになるかもしれませんね。
勤労感謝の日は古代から行われてきた新嘗祭が、
勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日
新しく国民の祝日として生まれ変わりました。
新嘗祭は、宮中行事として現在も行っており、各地の神社でもこの時期に新嘗祭を祭事として行いますね。
どちらの祝日にも天皇が大きくかかわっていたんですね!
天皇を知るには、古事記・日本書紀がオススメです。
自分は日本人だけれど、日本の最初は何だったんだろう?なんて気になったら手に取ってみることをお勧めします。
なぜ、日本には天皇が存在するのか?
日本は唯一の国家であることが分かります。
現代では、漫画の物もあって分かりやすく描かれているものも。
日本ができたという文献が残っている事実がそこにあります。
とっても興味深いですよ♪
つぶあん
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